漫画家原画展、北海道で続々…熱狂的ファン持つ三原順や江口寿史・水木しげるら

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 この夏、北海道内各地で著名な漫画家の原画展が相次いで開かれている。現在開催中なのは、札幌市民交流プラザの「三原順の世界展」(8月15日まで)、道立旭川美術館の「江口寿史イラストレーション展 彼女」(9月5日まで)、道立釧路芸術館の「アンノーマル安野モヨコ展」(同20日まで)の三つ。10月には道立帯広美術館で「水木しげる 魂の漫画展」も開幕する。

遺族から譲り受けた三原さんの遺品の前に立つ立野さん(左)と合田さん夫妻
遺族から譲り受けた三原さんの遺品の前に立つ立野さん(左)と合田さん夫妻

 三原順さん(1952~95年)は札幌市出身。75~81年に少女漫画誌「花とゆめ」に連載された「はみだしっ子」シリーズは、親から虐待を受けた4人の少年が家出し、旅を続けながら成長してゆく物語。熱狂的なファンを獲得して没後も人気は衰えず、遺作の全作品が復刊された 希有けう の漫画家である。

 企画したのは、三原さんのファン同士という縁で結婚した東京在住の立野昧さん(55)と合田雅代さん(57)夫妻。2人は2000年6月、札幌市の教会で結婚式を挙げる前日、三原さんのアトリエがあったマンションを訪問。遺品整理をしていた遺族とたまたま会えて、遺品の一部を譲り受ける幸運に恵まれた。

 会場には、それらの遺品も展示され、三原さんがよく聴いていたLPレコードやカセットテープなどから、作品の背後にあるプライベートな世界ものぞき見ることができる。

 また、出身地での開催ということで遺族から、デビュー前の資料も多数借りることができたという。ペンネームを検討した際のメモのほか、小1の時に描いた絵日記など、才能の 片鱗へんりん が見てとれる貴重な機会だ。

 「すすめ!!パイレーツ」などのギャグ漫画で一世を 風靡ふうび した江口寿史さんは現在、女性を描くイラストレーターとして活躍中。キュートでクールな女性のイラスト約400枚で会場は埋め尽くされている。

 安野モヨコさんは「ハッピー・マニア」「働きマン」など、少女漫画から青年漫画まで幅広く活躍。展示では約500点の原画で、約30年の画業をたどる。

 漫画展のラッシュについて、道立近代美術館の大下智一・学芸企画課長は「コロナ禍で海外作品の美術展が企画しにくくなっていることも影響している」と分析している。

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2265994 0 サブカル 2021/08/06 13:20:00 2021/08/06 13:20:00 2021/08/06 13:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210806-OYT1I50007-T.jpg?type=thumbnail

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