カイザを偏愛する秘密集会、今年も…913祭8

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かんぱーい
かんぱーい

 「仮面ライダー555」放送15周年の今年も、9月13日夜、東京・新宿のライブハウス・ロフトプラスワンにて、仮面ライダーカイザ・草加雅人、そしてそれを演じる村上幸平さんを偏愛する者たちによる秘密集会「913祭8」が開かれました。カイザの変身コードである913にちなみ、9月13日に開かれているこの集い、最大の目的は午後9時13分にカイザコールの雄たけびを上げるというもの。冷静に考えてみれば(考えてみなくても)、今年もただそれだけのために、日本全国津々浦々から草加ファンが結集しました。

 会場内には開演前から自他共に認める「ザリ王」(ザリガニ・マニアの第一人者)の村上さんが歌う「チョッキン・ロッキン・ザリキング」がエンドレスに流れ、場内の人々を洗脳していきます。村上マニアの皆様は免疫があるからいいとして、店の人に影響は出ていないのか、少し不安です。

 そして、「カーイザ! カーイザ!」のカイザコールが盛り上がったところで、村上さんが登場。お召し物は今年も、あの「草加コート」にカイザギア。「キャー」という歓声を浴びる村上さんですが、このカイザギア、ぶら下がっているものが多いので、コートを脱ごうとしては一部が落下、ベルトを移動させようとすれば、さらに部品が落下と、なかなかにデンジャラス。でも、そんな扱いにくさも含め、カイザです。

 まずは「913 エンター! コンプリート」で乾杯。村上さん(いわ)く「カイザだから、間違ってもかんぱーい!なんて元気に言わないで、デスボイスで!」。というわけで、満員のお客様がデスボイスで「かんぱああああいいいい……」とうめくような乾杯(笑)。たぶん、こんな乾杯をやっているの、日本でここだけです。

カーイザ! カーイザ!
カーイザ! カーイザ!

 「913ニュース」では、今回の神誡(しんかい)しゃくあさんデザインの今年のタオルなどのグッズ紹介に始まり、サンリオのハローキティーとの奇跡のコラボのことなどが報告されました。さらに、先日発表になった「仮面ライダージオウ」への出演のことも、ここで改めてご報告。ロケの日の朝、空の写真を撮って「映像の仕事は朝が早い」と(つぶや)いただけで、「ジオウに出演?」とSNSがざわついたというファンの皆さんの恐るべき勘の鋭さについて語っていました。撮影オールアップの時にも同じく空の写真をブログに載せたところ、同じような空の写真(というか場所が同じだから)とつぶやきを555の半田健人さんもしていたため、「やっぱりジオウに違いない」とバレてしまったとか。「それって、SNSに同じ風景をアップして交際とか不倫がばれるようなもんですね」と思わず突っ込んでしまいました。

マリちゃんでーす!
マリちゃんでーす!
マリ……
マリ……

クイズ中、一番いきいきしているのは村上さん
クイズ中、一番いきいきしているのは村上さん

 続いては913クイズコーナーに先だっての「マリちゃん」コーナー。ピンクのマリを園田真理(演・芳賀優里亜さん)に勝手に見立てて、村上さんが盛り上がって芝居をするコーナーなのですが、今年はついに「俺のライダーキスを受けてくれ!」と叫んでマリにキスをしようとする草加、という展開になりました。当然、司会の私が「そんな場面はありません」と止める→正気に返った村上さん「これも全て(いぬい)(たくみ)ってやつの仕業なんだ」の名ぜりふを吐く、というお約束の展開で、大喝采を浴びていました。このコーナーの終わりでは、「データカードダス仮面ライダーバトルガンバライジングRT2弾」にカイザが参戦することも発表され、場内の盛り上がりは絶頂に達しました。

 さて、午後8時10分が近づくと、そわそわし始める村上さん。「バード祭こそやらなかったが、8時10分にバードコールをやりたいんです」とのこと。なんと約1分間も(やってると、結構長い、笑)「バード、バード」というバードコールをお客さんとともに叫び、「大和は俺が守る!」「やまと~!」というバード乾杯で第1部ラストを締めくくりました。

バードコール
バードコール
バードに変身!
バードに変身!

薔薇を背負った脚本家・井上さんとのラブラブショー…

井上さんから薔薇の花束を贈られる
井上さんから薔薇の花束を贈られる

 休憩明けの第2部はゲストコーナー。今年も15周年にふさわしく豪華な布陣でした。まずは、井上敏樹大先生が、真っ赤な薔薇(ばら)の花束を背負って登場です。比喩とかでなく、本当に「背負う」としか表現ができませぬ。そこからの20分は、もう2人のラブラブショーを公開していたような気がします。「お前が草加だからよかったんだよ」に始まり、村上くんの魅力を尋ねれば「俺にやさしいところ」と返してくる井上さん。同じ質問を村上くんに振ると、ニッコリ笑って「優しいところ」と。君ら、いったい……。という私の心の声に応えるかのように、「愛人だから!」と言い放つ井上さん。「何度か一緒に寝たことあったよな」「(コクン)」のやりとりに、思わず取り乱し、客席に「だ、誰か、薄い本を!」と叫んでしまった私です。さらに「うちの宴会でこいつにセーラー服を着せて、膝の上に座らせたこともあった」などなど、井上さんは止まらない。いったいなんだったんだろう、このゲストコーナー(笑)。

ラブラブな2人
ラブラブな2人

 でも、もちろん愛人トークだけではありません。草加人気の秘密を尋ねたところ、「弱さを隠しながら戦っているところ。男は弱い方が本当は格好いいんだよ」という名言、いただきました! 一方、ご自身の筆による草加の名ぜりふの数々は、ほとんど覚えていないそうで、この日も「ほら、あの台詞(せりふ)、『俺を嫌いなやつは嫌い』って」とか、ざっくりまとめて、村上くんに突っ込まれてました。ちなみに、サンリオ公認のウェブマンガサイトで連載中の「イチゴマン」で脚本を担当する井上さんに対して、村上さんはビシバシと注文をつける敏腕編集者とのことです。

 御大の毒気?に当てられた会場に次に降臨したのは、555・乾巧役の半田健人さん。ここでオリジナルの乾杯を求める村上くんの無茶(むちゃ)ぶりに応えての半田さんの乾杯は、「地味な顔して二股かよ」でした。後日、私、自分の取材メモに、発言者の記載なく、ただこの台詞が殴り書きされており「だれ? だれ? な、なんだっけ、これ」と動揺したのでした。

半田さんと歌う
半田さんと歌う
がっつり友情の握手
がっつり友情の握手

 今年は、サンリオのステージに、ジオウに、と一緒に行動することが多かったお二人。なんと、10月に555の主題歌「Justiφ’s」をデュエットしてリリースすることを、この場で発表しました。そして、MVもここで初公開です。MVというより、これまた、お二人のラブラブを見せられているような映像ではありましたが(笑)。もちろんMVの後にはお二人でこのデュエットを初披露してくれました。バラード調に歌い上げる新曲に仕上がっていて、とても素敵(すてき)です。お二人の目標はこれを武道館で歌うことで、「超英雄祭で歌いたいので皆さん、よろしくお願いします」とのことです。

 ここで半田くんから、「相手が村上くんだから、やろうと思った。本当の友情が成立したうえでやりたかった。ありがとう」と熱い思いの吐露と握手があり、場内も感極まっておりました。

変身!
変身!
半田さんも変身だ!
半田さんも変身だ!

最後はなぜかウェットティッシュを振り回して草加雅人をたたえる応援
最後はなぜかウェットティッシュを振り回して草加雅人をたたえる応援

 ゲストコーナーのあとは、この日のメインであるところの、9時13分のカイザコールです。このカイザコールも、初期のイベントでは、時間があまったり、気がついたら10秒前切っていたりと、ハラハラする時間でしたが、もはや伝統芸能の域ですね。きれいに決まり、変身をし、最後は村上さんからごあいさつ。「ぶっちゃけ、913祭をやるのがしんどい時期もあった。その時に背中を押してくれたのが事務所の社長と美潮さんで……。美潮さん、本当は草加、好きじゃないんですよ!」と突然の暴露に、「ばれていたか……」と動揺する私(笑)。「美潮さんは本当は、清く正しいヒーローが好きだから。でも、こうして913祭を続けてくれた。ありがとうございます」と続ける村上さん。突然言われて、動揺しながら思わず涙ぐんでしまいました。913祭8回の軌跡は、確かに最初はあまり好感をもてなかった草加という人物に、私がどんどん()きつけられていく時間でもあったなあ、なんてことを思わされました。

 来年は、もうすでに村上さんに仕事が入り、9月13日の開催は不可能なのですが、今、それに代わるイベントを開催する方向で調整中ですので、全国、いや全世界の草加ファンの皆様、来年も引き続き、応援よろしくお願いします。

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42467 0 日本特撮党 党首の活動報告 2018/09/27 15:00:00 2018/09/27 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180926-OYT8I50043-T.jpg?type=thumbnail

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