懐かしのあの場所に集結…純烈のファン感謝イベント

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歌う純烈のメンバー
歌う純烈のメンバー

 5人組の男性歌謡コーラスグループ、純烈のリーダーである酒井一圭さんに声をかけられ、先週、東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージで行われたイベントを取材してきた。今年2月に発売されたシングル「プロポーズ」の出荷枚数が10万枚を超えたことを記念してのファン感謝イベントで、スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズ出身者が大半を占める同グループらしく、特撮ヒーローの聖地である後楽園でのイベント開催となったのだ。

変身ポーズをとる白川さん
変身ポーズをとる白川さん
語る涼平さん
語る涼平さん

 マニア以外の方のために補足説明するなら、このエリアにはかつて野外劇場やスカイシアターという劇場があり、古くから特撮ヒーローショーが定期的に行われてきた。酒井さんや、リードボーカルの白川裕二郎さんは、スカイシアターでの「素顔の戦士公演」に出演していた時代がある。「仮面ライダー龍騎」のゾルダだった小田井涼平さんや「仮面ライダーアギト」のギルスだった友井雄亮さんは、「僕らライダーはどちらかというと熊本の三井グリーンランド(当時)に思い入れがあるから今度は熊本でやりたい」と話していたが、それでも、昭和には仮面ライダーショーを開催していたエリアであり、特撮ヒーローの聖地である事に変わりはない。また、唯一の「普通の地球人」である後上翔太さんも、近くにある東京理科大に在籍していたという偶然にしては美しすぎる関わりをもっている。

語る酒井さん(左から2人目)
語る酒井さん(左から2人目)
ガオを熱唱する二人の雄姿
ガオを熱唱する二人の雄姿

 思えば、純烈のメンバー、中でも酒井さんとは長い付き合いである。酒井さんがガオブラック役で「百獣戦隊ガオレンジャー」に出演していた2001年の春先に、人を介して飲みに行ったのがファーストコンタクト(酒井さんはほとんど飲まない)だった。ほんの十数年前ではあるが、まだ「イケメン俳優」という言葉が市民権を得ておらず、戦隊やライダーは登竜門どころか、今よりずっと、テレビドラマとしては下に見られ、出身俳優は出演した翌年の仕事探しに難儀していたような時代だった。そんな中、酒井さんたちは、戦隊やライダーを深く愛すると同時に、ものすごくがむしゃらで、前向きで、野心やガッツがあって、「ネバギバ」で、常に「人生一発逆転」みたいな気概を持っていた。意気投合して、当時私が在籍していた「Yomiuri weekly」の料理のグラビアに登場してもらったり、それを使ってイベントをぶち上げたり、と色々無茶もやった「戦友」とも言える存在である。

 現在私は、「340 Presents」のタイトルで、イベントを主催しているが、これも大本は、酒井さんがガオ以降に主催した「酒井祭」にゲストとして出演したのがきっかけで始めたのだ。初期に開催した「兄祭」というイベントのメイン出演者が「忍風戦隊ハリケンジャー」のカブトライジャーこと「兄者」の白川さんだったことも懐かしい思い出だ。さらに、酒井さんが一時、ライブハウス・新宿ロフトプラスワンのプロデューサーとして働いていた時には、私のイベントの担当をしてもらっている。

最後は「プロポーズ」をフルコーラス
最後は「プロポーズ」をフルコーラス
この姿で「プロポーズ」を披露
この姿で「プロポーズ」を披露

謎の並びです
謎の並びです

 書き始めれば、きりがない。とにもかくにもそんな皆さんの「凱旋イベント」というので、押っ取り刀で駆けつけたわけだ。ちなみに、誰が雨男なのか知らないが、野外イベントなのに、まんまと雨。記者生活30年目を迎えたベテランの鈴木記者(年齢不詳)、ハイヒールに雨合羽で、1時間ほど雨に打たれながらはいつくばって写真を撮るという1年生記者時代のような仕事に久々に挑み、帰宅後、しばらく死んだように倒れていたことも告白しておこう。先ほど「ほんの十数年前」と書いたが、十数年の歳月には、それなりの重みがある。トホホ。

 なにはともあれ、舞台に登場した純烈のメンバーは、いつもの主戦場である健康センターやスーパー銭湯にいる純烈ファンのマダムたちと、戦隊ジャケットを着込んだ「大きなお友達」が混在する客席を見て「いつか、こういう両方のファンが楽しめるイベントをやりたかった」と(うれ)しそう。客席には、確かに、あの頃スカイシアターの常連だった皆さまの顔もちらほら見え、(すご)く懐かしい。

 トークで白川さんは「ハリケンジャーショーで足を怪我(けが)した時に、ハリケンの仲間が助けてくれたことを思い出した。あのとき、戦隊の絆を感じた」と振り返った。そうそう。確かに白川さん、よく怪我していました(笑)。でも足をやったときは、すごく悔しがって、悔し泣きしながらマットを(たた)いていたのをおねえさんは覚えていますよ(笑)。

 それに答えて、酒井さんが「五つの力を一つに合わせるのが戦隊。純烈も5人グループで力を合わせ、それぞれの個性を合わせてやってきた」と話したのが印象的だった。純烈を始めた時には、私も含め、周囲は皆「酒井はいったい何を始めたんだ」とびっくりしたものだけれど、そんな雑音に心折れることなく、夢を追う自分を信じて進んできたからこそ、この日のステージにたどり着いたのだ。本当に、本当に、頑張ったと思う。きっと夢を実現する力をいうのは己を信じる力なのだ。

長澤奈央さんと金子昇さん
長澤奈央さんと金子昇さん
ガオジャケットを着る、なぜか涼平さんも
ガオジャケットを着る、なぜか涼平さんも

ハリケンも歌いました
ハリケンも歌いました
Vシネマ「忍風戦隊ハリケンジャー10YEARS AFTER」の挿入歌「しのび哀」には台詞で長澤さんも参加
Vシネマ「忍風戦隊ハリケンジャー10YEARS AFTER」の挿入歌「しのび哀」には台詞で長澤さんも参加

ハリケンイエローの山本康平くんも飛び入りで舞台へ
ハリケンイエローの山本康平くんも飛び入りで舞台へ
友井くんはなぜかこんな姿に
友井くんはなぜかこんな姿に

 この日のステージには、ハリケンブルーの長澤奈央さんとガオレッドの金子昇さんも御祝いにやってきた。彼らがガオジャケットなどを着て歌うガオレンジャー、ハリケンジャー主題歌を聴いていて、視界が曇ったのは、降りしきる雨のせいだけではなかろう。この十数年の彼らの頑張りに思いを()せ、一緒に頑張ったあの頃を思い出し、胸も目頭も熱くなったのだ。

イベント後の記者会見で勢ぞろい
イベント後の記者会見で勢ぞろい

 純烈の目標は、ずばり、紅白出場だ。10万枚超という大ヒット、そして一回りも二回りも大きくなった彼らの姿を見ていて(「大きくなった」に他意はない、笑)、紅白は射程距離に入ったのではないか、なんて勝手に思っている。ぜひ、夢を叶える姿を見せてほしい。その時にはまた、秘蔵エピソードを交えてコラムを書きたいと思う。

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44481 0 日本特撮党 党首の活動報告 2018/10/12 12:00:00 2018/10/12 12:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181011-OYT8I50053-T.jpg?type=thumbnail

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