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    今年の猛暑、温暖化なければ「可能性ほぼゼロ」

    • 埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高を更新する41・1度を記録したことを示す看板(今年7月23日)
      埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高を更新する41・1度を記録したことを示す看板(今年7月23日)

     地球温暖化の影響がなければ、今年7月のような猛暑が発生する可能性はほぼなかったとする想定実験の結果を、気象庁気象研究所の今田由紀子主任研究官がまとめた。

     今年7月は、23日に埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高となる41・1度を記録。14~26日には35度以上の猛暑日が全国100以上の観測地点で続くなど、記録的な猛暑となり、気象庁の専門家会議は「長期的な地球温暖化が影響している」との見解を示していた。

     今田主任研究官は、温暖化が今回の猛暑に及ぼした影響を分析するため、二酸化炭素(CO2)濃度や海面水温などの条件を、現在の観測値に基づく場合と、温暖化の影響がない産業革命前の場合に分け、スーパーコンピューターによる想定実験をそれぞれ100パターンずつ実施。日本列島の大気の状態を示す上空約1500メートルの平均気温がどうなるかを計算した。

     その結果、日本上空の気温が今年7月と同等か、それ以上になる確率は、現在の観測値に基づく場合は19・9%だったが、温暖化がない場合は、0・00003(10万分の3)%と、ほぼゼロだった。

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    2018年11月08日 10時47分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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