「物言う株主」から取締役受け入れ…オリンパス

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 オリンパスは11日、「物言う株主」として知られる米ファンド「バリューアクト・キャピタル・マネジメント」から取締役を受け入れると発表した。物言う株主を取締役として迎えるのは、日本企業では極めて珍しい。市場では、経営改革が進むとの期待が膨らみ、オリンパスの株価は一時、前日終値より11%上昇した。

 オリンパスは、同社株を5%保有する筆頭株主、バリューアクトからロバート・ヘイル氏を取締役に迎える人事案を6月開催の株主総会で提案する。竹内康雄副社長が4月1日付で社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格することも発表した。

 バリューアクトは2000年に米サンフランシスコを拠点に設立され、米マイクロソフトなど40社以上に取締役を派遣した実績があるという。竹内氏は記者会見で、ヘイル氏を取締役に据える理由について、「株主の視点を取り込み、グローバル資本市場やヘルスケア業界における経験と知見を活用できる」と話した。

 これまで日本企業は、物言う株主の圧力をどうかわすかに頭を悩ませることが多かったが、市場は、今回の受け入れを好感している。ニッセイ基礎研究所の井出真吾・チーフ株式ストラテジストは「市場では社内に新しい風を入れることへの期待が高まったようだ」と話す。

 もっとも、物言う株主の立場から短期的な利益を求めれば、経営に悪影響が及びかねない。今回の協調が、中長期的な成長につながるのか、注目を集めそうだ。

          ◇

 竹内康雄氏(たけうち・やすお)80年中央大商卒、オリンパス光学工業(現オリンパス)入社。16年4月から副社長執行役員兼最高財務責任者(CFO)。東京都出身。61歳。

 笹宏行社長は代表権のない取締役に。4月1日付。

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