貿易収支、赤字1・2兆円…原油価格上昇で

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 財務省が23日発表した2018年の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆2033億円の赤字だった。赤字は3年ぶりだ。輸出・輸入ともに伸びたが、原油の価格上昇で輸入額が押し上げられた影響が大きかった。

 全体の輸出額は前年比4・1%増の81兆4866億円で、2年連続の増加となった。80兆円を超えるのは、リーマン・ショックが起きた08年以来で、過去2番目の高水準となった。中東向けの大型車や中国向けのエンジンなど、自動車関連の輸出額の伸びが目立った。

 全体の輸入額も2年連続で増えて82兆6899億円となり、14年以来、過去2番目の高水準だった。前年からの伸び率は9・7%と輸出を大きく上回った。原粗油は、輸入量は5・8%減ったが、原油高を背景に金額ベースでは24・5%増えた。液化天然ガス(LNG)の輸入額も20・8%増えた。

 国・地域別の貿易収支では、対米国が8・1%減の6兆4548億円の黒字だった。黒字額が減ったのは2年ぶり。輸入が11・4%増と2年連続で増え、輸出の伸び(2・3%増)を上回った。航空機類の輸入が33・4%増と大きく伸びた。輸出のうち、自動車は1%減だった。

 黒字額は縮小したものの、対米貿易黒字は、6年連続で6兆円超の高水準が続いている。日米両政府が今後交渉を始める「物品貿易協定(TAG)」で、トランプ政権が自動車や農産品の市場開放などの圧力を強める可能性がある。

 18年12月の貿易収支は、553億円の赤字だった。赤字は3か月連続。中国向け輸出は、携帯電話の部品などが大幅に落ち込み、7・0%減と3か月ぶりに減少した。

167206 0 経済 2019/01/23 14:11:00 2019/01/24 10:35:55 2019/01/24 10:35:55

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