エイベックス 決済参入…アプリ 夏にも

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ポイント優遇…ファンの関心分析

 音楽大手エイベックスが今夏にも、スマートフォン決済サービスに参入する。アーティスト限定グッズやライブなどに使えるポイントの付与が特徴で、音楽ファンの取り込みを図る。他の音楽会社などにも参加を呼びかける。インターネット音楽配信の普及で、顧客データは米アップルや米アマゾン・ドット・コムといった巨大IT企業に偏りやすくなっている。決済やポイントで顧客情報を集め、サービス充実につなげる。

 エイベックスが始めるのは、スマホ決済用アプリ「エンタメウォレット」。店舗やオンラインで使える電子マネー「エンタメコイン」の利用金額に応じてポイントが付与される。好きなアーティストの動画を視聴したり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で記事をシェア(共有)したりした際にもポイントを与える。たまったポイントは、限定グッズとの交換や、特別イベント、ライブへの招待券などに使えるようにする。

 エイベックスは2022年に決済高4500億円規模を目指す。ポイント付与を通じてファンの行動や関心などを読み取り、ライブやイベントなど、楽曲販売以外の消費につなげる狙いがある。他の音楽会社や芸能事務所などにも広く参加を呼びかけ、顧客データは独占せず、それぞれの参加事業者に還元するという。

 背景にあるのは、音楽配信の台頭に対する音楽業界の強い危機感だ。アップルやアマゾン、米グーグルといった巨大IT企業が提供する毎月定額で音楽を楽しめるサービスが普及し、国内のCD販売は減少傾向が続いている。

 音楽配信で楽曲が視聴されると、音楽会社には代金が支払われるが、提供される顧客データは年齢、性別などに限られることが一般的だ。顧客の好みなどを基にした販売促進などができないことが課題だった。

 音楽市場に詳しい岡三証券の森田正司氏は「レコード会社は、曲やCDだけを売るという事業から、ライブやグッズ、イベントなど総合的なサービスを提供する会社に変わる必要がある」と指摘している。

438223 1 経済 2019/02/10 05:00:00 2019/02/10 05:05:14 2019/02/10 05:05:14 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190210-OYT1I50020-T.jpg?type=thumbnail

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