FCA、ルノーに統合提案…世界販売1500万台

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 【ロンドン=戸田雄】欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は27日、仏自動車大手ルノーに経営統合を提案したと発表した。両社の既存株主が50%ずつ保有する新会社を作る内容だ。ルノーは同日に取締役会を開き、統合の是非について検討を進めることを決めた。

 統合が実現すれば、両社を合わせた世界の自動車販売台数は約870万台。さらにルノーと連合を組む日産自動車、三菱自動車を加えると販売台数は1500万台を超え、独フォルクスワーゲンやトヨタ自動車の約1000万台を大きく上回り、世界トップとなる。

 FCA、ルノー両社は、統合による幅広い分野での協業が、製品開発のスピードを大幅に速めるという認識で一致したという。FCAは声明で「電動化や自動運転など自動車業界の変革の好機を捉えるため、大胆な決断が必要」と述べた。

 FCAの統合案では、オランダに新会社を設立し、両社の株主には新会社の株式が配分される。新会社はイタリアやフランス、米国で上場する。新会社の取締役はルノーとFCAが計4人ずつを選び、日産からも1人の指名を想定しているとした。

 ルノーはFCAとの統合により、日産との経営統合交渉を有利に進められる可能性がある。FCAと組めば、販売台数で日産と三菱自の合計687万台を上回り、発言力も強まるためだ。ルノーはこれまで、日産に経営統合を再三求めてきたが、日産は自社の販売台数の多さや開発力を盾に、反対姿勢を示してきた。

 日産にとっては、ルノー、FCAの統合により世界トップの連合の一角を占めるメリットがある一方、「経営の独立性を失う」(日産関係者)との懸念もある。

 FCAは「ジープ」ブランドが北米で強く、「アルファロメオ」や「マセラティ」など高級車ブランドも抱える。ルノーは欧州での小型車を得意にしており、両社は補完関係を築けるとみている。

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606144 0 経済 2019/05/27 22:13:00 2019/05/28 05:13:27 2019/05/28 05:13:27 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190527-OYT1I50066-T.jpg?type=thumbnail

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