市場規模でIT税収配分…G20財務相議論へ

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 主要20か国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が福岡市で、貿易・デジタル経済相会合が茨城県つくば市で8~9日、それぞれ開かれる。財務相・中央銀行総裁会議では、巨大IT企業への課税強化を念頭に、支店などの物理的拠点がなくても、市場規模に応じて税収を各国へ配分する新たな国際課税ルール作りで一致する見通しだ。

 一連の会議での成果は、大阪市で28~29日に開催されるG20首脳会議(サミット)に反映される。

 従来の国際課税ルールでは原則、支店や工場などの「恒久的施設」がなければ課税できない。巨大ITは拠点を持たない国でもインターネットを通じたデータ流通などで稼いでおり、適切な課税のあり方が課題となっている。

 今回のG20財務相・中央銀行総裁会議では、企業の各国における市場規模を目安に、税収を配分する方針を確認する見通しだ。具体的には、IT企業を念頭にネット上のユーザー数などに応じて課税権を分ける英国案や、ITに限らず広く多国籍企業を対象に、顧客データなどを基に配分する米国案など、三つの案を検討する。2020年までに実行しやすい仕組みづくりを進める。

 このほか、各国の経常収支の不均衡是正や、質の高いインフラ(社会基盤)投資なども議論する。

 一方、貿易・デジタル経済相会合では、国境を越えた自由なデータ流通の国際ルール作りでの一致を目指す。ただ、中国やインドなどの合意を取り付けられるかは不透明だ。保護主義的な動きが強まる世界貿易についての議論も各国の意見の隔たりは大きく、共同声明の文言調整は難航する可能性がある。

日本の魅力 浮かぶ石庭

 福岡市で開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議を前に、市などは7日夜、同市博多区の承天寺の境内をライトアップした=写真、久保敏郎撮影=。福岡や日本の文化の魅力を感じてもらおうと企画、玄界灘をイメージした石庭が青い光に照らし出された。

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626953 0 経済 2019/06/07 23:50:00 2019/06/08 01:48:26 2019/06/08 01:48:26 ライトアップされた石庭を楽しむ人たち(7日午後8時9分、福岡市博多区の承天寺で)=久保敏郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190607-OYT1I50088-T.jpg?type=thumbnail

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