「怒る韓国人」「気にしない日本女性」…韓国訪問の日本人、過去最高に迫る水準

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 日韓関係の悪化で韓国人訪日客が激減する中、韓国を訪れる日本人は今年に入り約2割増え、過去最高に迫る水準で推移している。政治に関係なく、SNSを通じて韓国文化に親しみを持つ若い女性が増えているのが要因とみられ、航空券が大幅に値下げされたことも追い風となっている。(松田晋吾)

 

■インスタ映え

 「このカフェかわいい。日本にはないよね」。ソウル中心部の益善洞イクソンドンで21日、若者に人気のカフェ「ミルトースト」の店頭にかけられたのれんを前に、日本人の女子学生3人がスマートフォンで撮影していた。

 益善洞は、韓国の伝統的な古民家「韓屋ハノク」を若手アーティストらが改装した個性的なカフェや雑貨店が立ち並ぶ新たな観光スポットで、日本人であふれていた。

 ソウルでは、巨大マカロンや虹色のケーキなど「インスタ映え」を狙ったメニューをそろえたカフェが増え、日本人女性を引きつけている。カフェ巡りに来た愛知県の大学生(21)は「航空券が安く、韓国に来るなら今がチャンス」と笑顔を見せた。東京都の大学生(20)も「政治は気にならない。買い物が楽しみ」と話していた。

 韓国観光公社によると、1~9月に韓国に入国した日本人は、ソウルを中心に前年同期より19・5%多い約250万人。同期間の過去最高は2012年の277万人で、日韓関係が急速に悪化した7月以降も前年を上回る。8月から激減し、10月に65%も減った訪日韓国人と対照的だ。公社の金一中次長は「SNSやドラマで韓国を知った若い世代が増えている」と説明する。

 Kポップのアイドルグッズが目当ての日本人も多く、最大の繁華街、明洞ミョンドンで買い物をしていた名古屋市の50代主婦は「何回も来ているが、化粧品は安いし、料理もおいしい」と話していた。

 

■半額

 日本人観光客の増加は、航空券が夏頃から値下げされたことも要因だ。韓国人客減少を受け、九州各地と韓国を結ぶ航空路線は10月末に週149便と、前年からほぼ半減。福岡―ソウル線を運航する韓国の格安航空会社(LCC)ジンエアーは、昨年9~11月に1万円強だった往復料金を約半額に下げている。同社は「日本人が増え搭乗率は80%を保っているが、今の料金では100%でも赤字」と嘆く。

 九州産業大の千相哲教授(観光学)は、日本政府による輸出管理の厳格化を踏まえ、「韓国人は経済的な影響があり怒っているが、日本人に被害はなく心理的なマイナス要因は大きくない。ただ日本人客の伸び率は下がってきている。今後の政治状況で左右される可能性もある」と指摘した。

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923490 0 経済 2019/11/29 09:12:00 2019/11/29 15:20:17 2019/11/29 15:20:17 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/11/20191129-OYT1I50016-T.jpg?type=thumbnail

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