綿100%で縫い目ないマスク、ネット通販5分で完売…ラグビー代表の靴下製造技術を活用

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「タイコー」が製造したマスク(長野市で)
「タイコー」が製造したマスク(長野市で)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、長野県内でもマスクが手に入りにくい状態が続く中、布やガーゼなどを使ったマスクに注目が集まっている。異業種ながらノウハウを生かしてマスク作りを始めた企業もある。

 昨年のラグビー・ワールドカップ日本大会で日本代表の靴下を手掛けた老舗靴下メーカー「タイコー」(長野市下駒沢)は、靴下の製造技術を生かし、綿100%で縫い目がない「アミマスク」(1500円税抜き)を開発した。かかとと同様、立体的な製法を採用。顔にフィットし、ずれにくく、耳にかける輪の部分は靴下のはき口のように伸縮性に優れている。洗濯し、繰り返し使うことも可能という。

 6日にインターネットで売り出すと約2000枚が5分で完売。広報担当の鈴木良治さん(38)は「1日300~400枚を生産し、近いうちに再販売したい」と話す。

 

■布を挟むとマスクに

 ゴムひも付きクリップ「なんでもマスク」(2本1セット800円税抜き)を販売しているのは、生活雑貨販売「エイワイジュディ」(同県小諸市)。ゴムひもの先端にあるクリップに布を挟むとマスクになる。SNSで話題になり、問い合わせが殺到しているという。

 手作りマスクも人気で、同県上田市の女性(41)はここ1か月で約100個の注文を受けるなど、約10年前に作り始めたガーゼマスクがかつてないペースで売れている。女性は「少しでも困っている人の役に立てれば」と話している。

 

■介護福祉士の卵も作成

 9日から布のマスク作りを始めたのは、介護福祉士を目指す飯田女子短大(同県飯田市)の学生ら。約200枚を作り、伊那・飯田地区の七つの介護施設に届ける。

 同短大の小笠原京子教授のもとに介護施設で働く卒業生から「3日に1枚しか支給されないマスクを使い回している」などの相談があり、家政学科生活福祉専攻の1、2年生計46人にマスク作りを呼びかけた。

 同県高森町から通う1年生(18)は「針を使うのは得意ではないが、先輩たちのために一生懸命作りたい」と話していた。

     ◇

 信州大学付属病院感染制御室副室長の金井信一郎助教(48)(感染症学)の話「不織布マスクの標準的な生地の目は5マイクロ・メートルなのに、コロナウイルスは直径約0・1マイクロ・メートル。布などは不織布マスクに比べて粗く効果は劣るが、飛まつを防ぐ一定の効果はある。繰り返し使える利点もあるが、ウイルスが付着している可能性があるので1日1回は洗ってほしい。マスクはウイルスを広めないために着用するとの意識が大切だ」

無断転載禁止
1161752 0 経済 2020/04/12 11:45:00 2020/04/12 11:45:00 2020/04/12 11:45:00 「タイコー」が製造したニット製のマスク(長野市で)=山村翠撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/04/20200409-OYT1I50062-T.jpg?type=thumbnail

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