「ドライブスルー八百屋」が人気…旬の野菜など詰め合わせ、1日1000セット超販売も

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薬局の窓口で、車に乗ったまま処方薬を受け取る男性(17日、千葉県印西市で)
薬局の窓口で、車に乗ったまま処方薬を受け取る男性(17日、千葉県印西市で)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、千葉県内の商店でドライブスルー方式を取り入れる動きが広がっている。店内の混雑やレジ待ちの行列を避けることで、感染リスクとなる人同士の接触を減らす狙いがある。「便利で安心」「快適」と利用者からも好評だ。

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野菜や米が入った段ボールを車に積み込む「ドライブスルー八百屋」のスタッフ(11日、千葉県野田市で)
野菜や米が入った段ボールを車に積み込む「ドライブスルー八百屋」のスタッフ(11日、千葉県野田市で)

 「乗ったままで大丈夫です。トランクに入れますね」

 青果卸売業者「フードサプライ」(東京都)が野田市中根で開く「ドライブスルー八百屋」では今月中旬、同社のスタッフが客の車に手際よく段ボール箱を積み込んでいた。

 7日の緊急事態宣言の発令後、同社が野田市と東京都内の倉庫で始めたサービスだ。同市では火、木、土曜の週3日開いている。

 商品は、20種類以上の旬の野菜や5キロの米などの詰め合わせ(税込み5000円)のみで、運転席の窓越しに注文を受けてから車に積み込むまで約20秒。客同士が近づくこともなく、1日で1000セット以上売れることもある人気ぶりだという。

 利用した同市の無職女性(70)は「客にとっても便利だし、良いアイデアだ」と話した。

 感染を防ぐため県が呼びかけているのが、「換気の悪い密閉空間」「人の密集」「密接した会話」を避ける行動だ。14日からは、遊興施設などに休業を要請する一方、生活に欠かせないスーパーや薬局などに対しては、密閉空間や人混みを作らない工夫を促している。

 同社常務の沢田和也さん(41)は、「自粛要請の影響で売り上げ全体は落ち込んでいるが、知恵を絞っていきたい」と語る。

 同様の工夫は、個人商店でも広がっている。

 旭市萩園の鮮魚店「越川商店」は3月中旬、ドライブスルーによる刺し身の販売を始めた。週末には車が数台並ぶ盛況ぶりだという。

 夫と2人で店を営む越川秀子さん(70)が、県道に面した店の立地を生かして考案した。越川さんは「また笑いながらお客さんと触れ合えるように、早く感染が終息してほしい」と願う。

 県内を中心に29店舗で、以前からドライブスルーを取り入れている薬局チェーン「千葉薬品」でも利用が増えている。3月以降、建物内での処方薬の受け渡しが減り、半数以上の利用者がドライブスルーを選ぶようになったという。

 17日に印西市内の薬局を利用した男性(60)は「外出を避けていても、定期的に薬は受け取りに行かないといけない。ドライブスルーは安心だ」と話した。

(西原寛人)

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