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【ニューヨーク=小林泰明】新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待の高まりから、18日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比911・95ドル高の2万4597・37ドルと大幅に上昇した。上げ幅は一時、1000ドルを超えた。値上がりは3営業日連続で、4月末以来の高値水準となる。
ワクチンの早期開発への期待から、景気への過度な悲観論が後退した。航空機の需要が回復するとの思惑から、ボーイングが約13%値上がりしたほか、原油価格の上昇を受けて、エクソンモービルが約8%高になった。
19日の東京株式市場も、ニューヨーク市場の流れを受け、買い注文が膨らんだ。日経平均株価(225種)は一時、500円超値上がりし、取引時間中としては3月6日以来、2か月半ぶりの水準をつけた。午前の終値は前日終値比383円69銭高の2万517円42銭だった。
国内で新規感染者数の減少傾向が続いていることも投資家心理を支え、景気に敏感な海運や鉄鋼などを中心に幅広い銘柄が買われた。