「LINE」がオンライン診療参入へ…全国の医師2000人活用を想定
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無料通信アプリ「LINE」は今夏にも、スマートフォンなどを使ったオンライン診療事業に参入する。新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン診療の需要が高まるなか、国内で8000万人以上の利用者がいるLINEの参入は、普及に向けた呼び水になりそうだ。月内にも表明する。
診察は、医師と患者がアプリ内のビデオ通話機能を使って行う。アプリ内では予約から診察、会計までをワンストップで済ませられる仕組みを検討し、支払いもLINEが手がける決済サービス「LINEペイ」の活用を見込む。
全国で少なくとも約2000人の医師の利用を想定し、薬剤師による服薬指導なども導入したい考えだ。利用料については今後、具体化を進める。
運営は、LINEなどが出資する合弁会社「LINEヘルスケア」が行う。同社は昨年12月、アプリを通じて医師に健康相談できるサービスを始めていた。