三越伊勢丹HD、21年3月期は600億円の最終赤字…感染拡大で店舗大半が臨時休業
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三越伊勢丹ホールディングスは29日、2021年3月期の連結業績予想を発表し、最終利益は600億円の赤字(前期は111億円の赤字)を見込んだ。5月時点では未定としていた。新型コロナウイルスの第2波が広がれば「業績予想は大きく変動する可能性がある」という。
同時に発表した20年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比53・3%減の1316億円、最終利益が305億円の赤字(前年同期は60億円の黒字)だった。感染拡大で大半の店舗が臨時休業したためだ。
入国制限によって訪日客の売上高がほぼ消失し、インターネット通販を強化したものの、販売の減少は補えなかった。さらに休業期間中にかかった人件費や家賃などとして122億円の特別損失を計上した。
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