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地場産品でないが…「キングダム」単行本、特製木箱とセットで返礼品に復活

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木箱を作る施設の利用者ら
木箱を作る施設の利用者ら

 佐賀県基山町は、町内出身の原泰久さんの人気漫画「キングダム」の単行本をふるさと納税の返礼品に復活させた。総務省が「どこでも購入できる書籍は地場産品ではない」と指摘したため、町は返礼品から除外したが、同省や出版社との協議を重ね、町内で作った特製の木箱とセットにすることで地場産品としての基準をクリアした。松田一也町長は「復活できて良かった。ファンが基山に関心を持つきっかけになればありがたい」と期待している。(中村明博)

特製の木箱に単行本が入った「キングダム」のセット
特製の木箱に単行本が入った「キングダム」のセット

 キングダムは、春秋戦国時代の中国を舞台にした人気漫画。2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載が始まり、テレビアニメや実写映画にもなっている。町は15年から昨年5月まで、漫画の単行本30冊セットなどを返礼品として扱っていた。だが、ふるさと納税制度の改正で「返礼品は寄付額の3割以下の地場産品」とするルールの運用が厳しくなり、町は返礼品から外した。

 ただ、松田町長は「原さんは町ふるさと大使を務めており、基山の顔。通常の書籍とは意味合いが違う」として、総務省などと協議を重ねてきた。書籍よりも値段が高い特製の木箱と組み合わせることで「地場産品」として認められ、今年7月に復活した。

 返礼品は、同町のNPO法人「らいふステージ」が運営する町内や福岡県小郡市の障害者就労支援施設で製作した木箱と、単行本10冊をセットにした。木箱は高さ約31センチ、幅約22センチ、奥行き約18センチで、単行本10冊を収納できるサイズ。返礼品限定の非売品で、「佐賀県基山町 キングダム (c)原泰久/集英社」の文字やロゴが入っている。

 施設で木工作業を指導する木下哲広さん(55)は「町の返礼品づくりに関わることができ、利用者のやりがいや自信にもつながっている」と話す。

 寄付額は5万7000円。今月20日までに25件、計142万5000円が集まっている。単行本10冊は連番であれば指定できる。原さんは、町を通じて「ふるさと基山のために、少しでもお役に立てるのはうれしい」とコメントしている。

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1428312 0 経済 2020/08/23 15:15:00 2020/08/23 15:15:00 2020/08/23 15:15:00 特製の木箱に単行本が入った「キングダム」のセット https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200822-OYT1I50061-T.jpg?type=thumbnail

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