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県内唯一の百貨店が閉店、最終日に2万人超…「古里の柱失った気がして悲しい」

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そごうとの別れを惜しみカメラなどを向ける客ら(31日午後7時30分、徳島市で)
そごうとの別れを惜しみカメラなどを向ける客ら(31日午後7時30分、徳島市で)

 JR徳島駅前のアミコビルに入る「そごう徳島店」が31日、37年の歴史に幕を下ろした。最終日は大勢の買い物客が詰めかけ、長年親しんできた徳島県内唯一の百貨店との別れを惜しんだ。9月以降もアミコ専門店街を含め、既存の90余りの店舗が営業を続けるという。一方で、駅前の空洞化を懸念する声も聞かれた。(福永正樹、浅野榛菜)

 

■閉店

 店の正面出入り口にはこの日朝、買い物客が開店の約1時間半前から列を作った。一番乗りした女性客は「きょうは閉店まで買い物を楽しみます」。平日にもかかわらず、午前9時45分時点で約380人が並び、客の安全確保のため、10時の開店を15分前倒しした。

 徳島市助任本町の徳島大1年の女性(20)は「徳島駅前といえばそごう。古里の大きな柱を失った気がして悲しい」、阿波市の女性(59)は「就職した年にオープンしたそごうでの買い物は毎月の楽しみだった。顔なじみの店員もおり、寂しくなる」と肩を落とした。

最後の買い物を楽しむ客でにぎわう店内(徳島市で)
最後の買い物を楽しむ客でにぎわう店内(徳島市で)

 各売り場は終日、大勢の買い物客でにぎわい、店によると2万人以上が訪れたという。閉店時刻の午後7時半、数百人が集まり、名残を惜しんだ。従業員らが正面出入り口に並び、頭を下げる中、シャッターが下りた。

 

■営業不振

 そごう徳島店は1983年10月、アミコビルの核テナントとして開業。売上高はピーク時の93年2月期で約444億円に達した。だが、関西方面への客の流出やインターネット通販の普及などで赤字傾向となり、2020年2月期の売上高は約124億円と低迷した。

 開業当初、従業員だった徳島市助任橋の女性(75)は「オープン当日、駅前の歩道橋まで長い列ができ、県内の流行の最先端といえばそごうだった」とした。

 

■影響

 そごう閉店後は、アミコ専門店街の37店と、7~9階の無印良品や紀伊國屋書店など11店舗が、9月以降も営業を継続する。そごうと直接契約していた293店舗のうち44店舗も残留を決め、16日以降順次営業を再開する。ビルを管理する徳島市の第3セクター「徳島都市開発」は核テナントとして、大手百貨店サテライトの誘致を目指し、交渉を継続している。

 一方、同店の正社員約70人の約半数は「そごう・西武グループ」の県外店舗へ異動。パート・契約社員約100人は離職し、取引先の従業員ら約1100人を含め、雇用への影響が懸念されている。

 同市の60歳代の男性は「そごうは駅前のランドマーク。県と市も協力して、ビルの再生に努めてほしい」と注文した。

 閉店を受け、内藤佐和子市長は「地域経済が停滞することのないよう引き続き誘致活動への協力や、ビル、徳島都市開発の再生に向けた取り組みを進める」とコメントした。

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1446372 0 経済 2020/09/01 10:56:00 2020/09/01 12:39:13 2020/09/01 12:39:13 そごう徳島店との別れを惜しむ客ら(8月31日、徳島市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200901-OYT1I50033-T.jpg?type=thumbnail

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