コロナ対策で世界の債務残高膨張、GDP比で第2次大戦後上回る…IMF予測
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【ワシントン=山内竜介】世界各国の2020年の国内総生産(GDP)に対する公的債務残高の比率が、第2次世界大戦直後を上回る見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各国が景気を下支えする大規模な財政出動に踏み切っているためだ。国際通貨基金(IMF)によると、先進国、新興国ともに1946年の水準を上回るという。

IMFのリポートによると、20年の先進国(日米欧など27か国)のGDPに対する債務残高の比率は前年よりも23・5ポイント上昇し、128・2%となる。1946年に記録した124・1%を上回る公算が大きい。新興国(25か国)も、前年よりも10ポイント高い62・8%になり、過去最高水準になる見込みだ。
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