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NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使い、銀行口座から不正に引き出される被害が相次いでいることが8日、わかった。少なくとも七十七銀行(仙台市)など地方銀行5行で確認されている。ドコモや被害が判明した銀行では、新規登録を停止するなどの対応を進めている。
他の4行は、東邦銀行(福島市)、中国銀行(岡山市)、滋賀銀行(大津市)、鳥取銀行(鳥取市)。これらの銀行の口座番号や暗証番号などを不正に入手した何者かが、預金者になりすましてドコモ口座を開設。各行の口座からドコモ口座に送金したとみられる。大垣共立銀行(岐阜県大垣市)でも不正に引き出された疑いがあるという。
ドコモなどは件数や被害額を調査している。ドコモのシステムに不正アクセスを受けた形跡は見つかっていないという。ドコモ口座は、銀行口座を登録して入金することで、スマートフォンを用いた買い物や送金などができるサービスで、全国30以上の銀行で利用できる。