【独自】蔵書デジタル化に200億…21~25年度 国会図書館が計画

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 国立国会図書館は2021年度から、図書や雑誌、論文といった蔵書のデジタル化を集中的に進める。対象となる約1300万点のうち2割前後の進捗しんちょくにとどまっており、25年度まで5年間に従来の20倍となる約200億円を投じる計画だ。

 菅内閣が掲げる「行政のデジタル化」の一環として、月内に締め切られる21年度予算の概算要求に盛り込む。国会図書館は、原本の劣化防止やインターネット経由の閲覧に対応するため、00年度から蔵書のデジタル化に着手した。これまで年2億円程度の予算を投じ、毎年納められる図書や雑誌計約50万点などのうち、2万~3万点のペースでデジタル化を進めてきた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、資料をデジタル化する必要性が飛躍的に高まり、「まとまった予算で進捗率を大幅に高める」(担当者)ことにした。地方在住の研究者などから「国会図書館まで資料の閲覧に行きにくい」といった声も出ていたという。

 国会図書館の蔵書は、図書や雑誌、論文など約4492万点に上り、このうちマイクロフィルムで保存されている資料などを除く約1300万点がデジタル化の対象となる。今年8月時点で約2割(約275万点)の作業を終えている。すでにデジタル化された資料のうち、絶版などで入手困難なものは、著作権保護の期間内であっても全国の図書館の端末で閲覧できる。

 この20年間に蔵書のデジタル化に約170億円の予算を投じてきたが、今後5年間に計上を目指す予算はこれを上回る規模になる。国会図書館の年間予算は200億円程度にすぎないため、概算要求の段階では金額を明示しない「事項要求」とし、具体的な金額は財務省と協議する。

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1497286 0 経済 2020/09/24 05:00:00 2020/11/20 19:28:58 2020/11/20 19:28:58

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