熱かんから冷やまで「家飲み」用酒器を開発…「チーム ヒヤカン」銘酒とセット販売

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チームヒヤカンの国安さん(中央)と土屋さん(右)、由井さん(佐久市で)
チームヒヤカンの国安さん(中央)と土屋さん(右)、由井さん(佐久市で)

 新型コロナウイルスの影響で飲食店向けの需要が減り、苦境に立つ地元の酒蔵を応援しようと、長野県佐久市出身の会社経営者らが「チーム ヒヤカン」を結成し、電源を入れると熱かんと冷酒の両方が作れる冷温機能付き酒器を開発した。チームに参加する土屋酒造店(佐久市中込)が今冬に仕込む専用の日本酒とセット販売し、佐久の地酒の知名度アップと家飲み需要の掘り起こしを目指す。

 開発を主導したのは、同市出身で、東京都杉並区で商品企画会社「ナードワード社」を経営する国安淳史さん(43)。小中学校の同級生で、土屋酒造店を営む土屋聡さん(44)から、コロナ禍で売り上げの大幅な減少が見込まれると聞き、日本酒の自宅での楽しみ方を広げるような商品を一緒に作ろうと提案した。

 酒器は、富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」によるすず製の器(1~1・5合)と、パソコンの冷却装置などに使われる「ペルチェ素子」という半導体を活用した冷温器を組み合わせたもので、富士山形のデザインが特徴。錫製のぐい飲みも付いている。30分かけて日本酒を常温から10度まで冷やしたり、55度まで温めたりでき、温度変化に伴う日本酒の味の移ろいをじっくりと楽しめるという。

 セット販売する日本酒は、チームの一員で、全国きき酒選手権大会で優勝経験がある佐久穂町の由井志織さん(39)が監修。土屋酒造店の主銘柄「亀の海」の特別な純米吟醸として仕込む予定で、香りを損ねることなく、様々な温度の酒を心地よく飲める通好みの酒にするという。

 販売は、ネットで資金を集める購入型クラウドファンディング(CF)を活用。CFサイト「Makuake」で900個限定で受け付けを始めており、来年3~6月に商品を発送する予定だ。亀の海とのセット価格は4万9302円(税込み)で、先着順で最大15%の割引額が適用される。目標額は500個の量産に必要な1500万円。12月30日までに達しなかった場合、売買契約は不成立となり、代金は返却される。

 国安さんは「コロナの打撃を何とかしようと始めたが、結果的に酒飲みにとって幸せな商品に仕上がった」と自信を見せ、土屋さんは「新しい挑戦だが、ちょっとでも知ってもらうきっかけになれば」と話した。

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1504338 0 経済 2020/09/27 12:14:00 2020/09/27 13:10:05 2020/09/27 13:10:05 冷酒も熱燗も作れる富士山型の酒器と冷温器を開発したチームヒヤカンの国安さん(中央)と土屋さん(右)、由井さん(左)(17日、佐久市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200925-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail

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