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【ロンドン=池田晋一】世界の航空会社でつくる国際航空運送協会(IATA)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年の航空需要が前年比66%減になるとの見通しを発表した。7月時点の63%減から下方修正した。主要国で新たな行動制限が導入され、夏休み期間中の旅客数が想定より少なくなったためだ。
航空需要は、世界の旅客数と移動距離をかけ合わせた「旅客キロ」で推計した。8月は国際線が前年同月比88・3%減、国内線が50・9%減だった。
IATAは声明で「今夏は航空業界にとってかつてなく悲惨」だったとし、「政府の緩和措置や国境の開放がなければ、何十万人もの航空会社の雇用が失われる」と懸念を示した。