高級ヘッドホンやスイートルーム宿泊券、川崎市が返礼品高額化…税「流出」に歯止め

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高級ヘッドホン(手前中央)など川崎市の新たな返礼品の一部
高級ヘッドホン(手前中央)など川崎市の新たな返礼品の一部

 川崎市は今月、ふるさと納税制度の返礼品に地元製造業者の高級製品やホテルのスイートルーム宿泊券などを加え、市民税の深刻な“流出”の歯止めを図る。従来は豪華さを競う返礼品合戦に否定的だったが、昨年、サッカーJ1・川崎フロンターレの限定グッズなどを採用して方向転換しており、今回の高額化でさらなる魅力アップを図る。

 市は今回、オーディオ製造会社「S’NEXT」(幸区)の高級ヘッドホン(寄付額100万円)や、ホテルメトロポリタン川崎(幸区)のスイートルーム宿泊券(同30万円)など49品を追加。昨年の最高額の返礼品はノンアルコールライスワイン(同27万5000円)だった。

 今回のてこ入れは、同市の市民税の流出が止まらないから。今年度は64億円分と見込まれる。横浜市が昨年度、全国最多の約131億円の流出となったが、同市は、財源不足で国から地方交付税を補填ほてんされる交付団体のため、流出分の75%が補填される。一方、川崎市は不交付団体のため補填されず、流出額は実質的に全国の市町村で最も多くなるという。

 福田紀彦市長は6日の定例記者会見で「市民から(流出に)手をこまねいていていいのか、市も色んな工夫をしてはどうかという指摘もあった」と返礼品の充実を図る姿勢を示し、今後も随時、返礼品を追加していくという。

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1528968 0 経済 2020/10/07 17:39:00 2020/10/07 17:54:43 2020/10/07 17:54:43 刷新した川崎市の返礼品の一部。寄付額100万円の高級ヘッドホン(手前中央)や、昨年はサイン入りユニホームが数日で売り切れた「フロンターレ応援パック」などをそろえた https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201007-OYT1I50025-T.jpg?type=thumbnail

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