JALボーナス夏半減に続き冬8割減へ…コロナ影響深刻
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日本航空(JAL)は12日、今冬のボーナスを前年から8割削減する方針を固め、労働組合に提示した。夏のボーナスは半減としたが、新型コロナウイルス感染拡大が経営に与える影響は深刻で、人件費のさらなる削減が避けられないと判断した。
同社の冬ボーナスは昨年、月給の2・5か月分を支給した。今冬は0・5か月分まで減額する方針だ。社員の生活への影響を踏まえ、ボーナスとは別に一律10万円の給付を併せて提示した。JALが業績悪化を理由に、夏と冬のボーナスを削減するのは経営破綻した2010年以来となる。
JALは国際線を中心に旅客数の減少が続き、2021年3月期の最終利益が最大2700億円の赤字になると見込んでいる。
全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスは、冬のボーナスを支給しない方針だ。
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