習氏「TPP参加、中国は前向きに検討」…米国不在で自由貿易推進役アピールか

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 【北京=中川孝之】中国の習近平シージンピン国家主席は20日開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で演説し、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を「中国は前向きに検討する」と述べた。中国国営新華社通信が伝えた。

 中国のTPP参加を巡っては、李克強リークォーチャン首相が今年5月、積極的な姿勢を示したが、習氏自身が国際社会に意欲を表明したのは初めてとみられる。アジア太平洋地域の自由貿易の「推進役」として、中国の役割をアピールする狙いがあるようだ。

 TPPはトランプ政権のもとで米国が離脱し、大統領選で勝利を確実にした民主党のジョー・バイデン前副大統領も復帰への態度を明確にしていない。

 習氏は首脳会議で、中国や日本など15か国が地域包括的経済連携(RCEP=アールセップ)に15日に署名したことを「歓迎する」とも語った。「米国不在」の状況を踏まえ、多国間の貿易体制で主導権を握る思惑も透けて見える。TPPを主導した日本は、米中のはざまで今後、難しい対応を迫られる可能性もある。

 日本や米国、中国など21の国・地域が参加するAPECの首脳会議は20日夜、テレビ会議方式で行われ、3年ぶりに首脳宣言を採択した。コロナ禍からの経済回復に向けて、「自由で開かれた貿易・投資環境の重要性」を明記。2040年までに「開かれたアジア太平洋共同体」として経済連携を深める方針も確認した。

 菅首相やトランプ大統領、習氏らが参加した。トランプ氏の参加は、2017年以来、3年ぶり。

 首脳宣言では、人々の安全な移動を促進するために協力することでも一致した。

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