ドコモが格安ブランド、20ギガで3000円前後の料金プラン導入へ
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NTTドコモが新たな格安ブランドを設け、月間データ通信容量が20ギガ・バイト(GB)で月額3000円前後の割安な料金プランを来春をめどに導入することが30日わかった。週内にも発表する。携帯大手3社では初めて主力ブランドの料金見直しにも着手する方向だ。政府の要請を受け、携帯料金の値下げ競争が活発化している。
新ブランドは、契約手続きをインターネットに特化した仕組みとし、販売コストを圧縮することで、割安なプランを実現する。ネットでの手続きに慣れた若者の需要を取り込む狙いがある。
KDDIとソフトバンクは、自社の格安ブランドで20GBで5000円を下回る新プランを既に発表しているが、ドコモはさらに安い料金体系で対抗する。
主力ブランドの値下げ案は、これから検討を本格化させる。現在は通信量の多いプランでは7000円台の固定料金が主流だが、利用状況に応じた課金体系に変更することで、実質的な値下げにつなげる考えだ。
武田総務相は、携帯各社に利用者の多い主力ブランドでの値下げを求めている。今後、KDDIとソフトバンクの対応が注目される。