菅首相、ドコモの値下げ歓迎「本格的競争に向け一つの節目」
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菅首相は4日午後の記者会見で、NTTドコモが3日に割安な新料金プランを発表したことについて、「本格的な競争に向けて一つの節目を迎えた」と歓迎した。携帯電話料金の値下げは首相の看板政策で、今後も改革を加速させる考えも合わせて示した。
ドコモは3日、月間データ容量が20ギガ・バイト(GB)で、月額2980円と割安な大容量プランを来年3月から開始すると公表した。KDDIとソフトバンクも自社の格安ブランドで割安な新プランを発表しているが、首相はドコモが主力ブランドで割安な料金設定に踏み切ったことを評価した。
首相は同時に、主力ブランドから格安ブランドへの移行時に手数料がかかるといった携帯業界の慣習について、「(料金引き下げに向けて)残された障害がないか、必要に応じて更なる対応を取っていきたい」と述べた。「本当の改革はこれからだ」とも強調した。
武田総務相も4日の閣議後記者会見で、ドコモの割安な新プランに関し、「公正な競争を導く大きなきっかけになる」と期待感を示した。