NYダウ終値、最高値更新の3万218ドル…米景気刺激策への期待高まる
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【ニューヨーク=小林泰明】4日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比248・74ドル高の3万218・26ドルとなり、最高値を更新した。終値で3万ドルを超えたのは11月24日以来、7営業日ぶりとなる。値上がりは4日連続。
米労働省が4日発表した11月の雇用統計で、非農業部門の就業者数は前月比約25万人増と、前月(約61万人増)より大幅に鈍化し、雇用の回復が遅れているとの受け止めが広がった。新型コロナウイルスの感染拡大に対応する追加経済対策について、米議会が成立に向けた協議を加速させるとの思惑が強まった。
米市場関係者は「新型コロナのワクチン開発に続き、景気刺激策への期待が上昇する相場を支える材料になっている」と話す。
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は87・05ポイント高の1万2464・23となり、最高値を更新した。
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