大型の電動自転車で配達、ヤマトが実証実験…ネット通販急増に備え
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ヤマト運輸を傘下に持つヤマトホールディングス(HD)は、大型の電動アシスト付き自転車の導入に向け、千葉県市川市で実証実験を行っている。インターネット通販が急増する中、効率的な集配につなげるのが狙いだ。数年後に都市部での本格導入を目指す。
全長2・7メートル、全幅1・2メートルの三輪自転車で、ドイツの新興企業が開発した。ヤマトはこれまでも電動アシスト付き自転車を利用してきたが、今回は最大積載量120キロ・グラムで、多くの荷物を一度に積める着脱式ボックスを搭載できるのが特徴だ。
運転免許がいらないため、人手を確保しやすくなるメリットもある。実験では、安全性や装備の改善点などを検証する。トラックとは違って二酸化炭素(CO2)を排出しないため、欧州を中心に交通渋滞や環境保護の対策として導入が進んでいる。
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