島忠TOB、DCMは不成立…ニトリの成立の公算強まる
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ホームセンター大手のDCMホールディングス(HD)は12日、同業の島忠に対して行った株式公開買い付け(TOB)が不成立に終わったと発表した。家具製造販売大手のニトリHDが実施している島忠に対するTOBが成立する公算がさらに大きくなった。
DCMは10月5日から12月11日まで、1株4200円で島忠株の買い付けを行った。しかし、株主からの応募が、買い付け予定数の下限としていた発行済み株式の50%に届かなかった。
島忠に対しては、ニトリも12月28日まで1株5500円で買い付けを行っている。ニトリによるTOBの実施が伝わると、島忠の株価はDCMの買い付け価格を大きく上回り、11日の終値は5490円を付けた。島忠はニトリによるTOBに賛同している。
DCMは「M&A(企業の合併・買収)が当社の成長にとって重要な戦略の一つであることに変わりはない」(広報)としている。
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