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GoTo一斉停止に恨み節、ホテル側「支援事業のはずなのに…振り回されてばかり」

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 政府の観光支援策「Go To トラベル」事業の全国一斉停止が決まって一夜明けた15日、各地の宿泊施設や旅行会社にはキャンセルの連絡が相次ぎ、悲鳴が上がった。特に東京の旅行はこれまでも扱いが二転三転しており、関係者に戸惑いが広がっている。

 「予約はすべてGo Toの利用者だから、年末年始の分は全滅するかもしれない」。佐賀県武雄市の武雄温泉街にある「懐石宿 扇屋」の山下裕輔社長(59)は落胆を隠さない。14日の政府発表以降、インターネットでの宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、15日朝もキャンセルの連絡は続いた。

 宿は7室。1月末まで満室だったが、山下社長は「新規の予約を受け付けないのならばまだわかるが、既存の予約まで割引の対象から外すなんて……」と憤った。

 観光地・静岡県熱海市の宿泊施設も対応に追われた。JR熱海駅近くの「熱海聚楽ホテル」の森田金清社長は、「ものすごい量のキャンセルで、現場はてんてこ舞いだ。停止対象の28日以降はほぼ満室だったのに、一晩で2割がキャンセルされた。これからまだまだ増えるだろう」と話す。別の大手ホテルの広報担当者は「昨日と今朝だけでキャンセルは200件近くに上った。影響が大きすぎる」とがっかりしていた。

 「Go To トラベル」事業では、「東京」を巡る旅行で方針がたびたび変わった。事業がスタートした7月時点では除外され、10月に解禁。12月になって65歳以上の高齢者らに利用自粛が呼びかけられ、さらに今回、年末年始の全面的な停止が決まった。

 国内ツアーなどを扱う旅行会社のアドベンチャー(東京)によると、昨夜から今朝にかけ、キャンセルを希望する電話やメールがやまないという。同社の担当者は「停止について報道でしか知らず、事業の事務局から詳細な情報が来ない。対応のしようがない」と困惑した声で話した。

 都内で200室を持つホテルの総支配人は、「おおみそかは1年ぶりに満室になるのでは、とスタッフと喜んでいたのに……」と落胆した様子。7月に「東京」が除外された際はキャンセル対応に追われたといい、「観光業への支援事業であるはずなのに、正直、振り回されてばかり。手間が増えて人件費が余計にかかる」と憤っていた。

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1701735 0 経済 2020/12/15 11:45:00 2020/12/15 11:55:30 2020/12/15 11:55:30

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