新会社ステランティス、世界4位の車メーカーに…フィアット・プジョー統合を承認
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【ロンドン=池田晋一】欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と、仏自動車大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)は4日、それぞれ臨時株主総会を開き、経営統合が承認された。新会社「ステランティス」は販売台数で世界第4位の自動車メーカーとなる。
発表によると、統合は今月16日に完了する。新会社はクライスラーやジープ、プジョーなど計14ブランドを抱え、販売台数は年間800万台規模となり、独フォルクスワーゲン、トヨタ自動車、日産自動車・仏ルノー・三菱自動車連合に次ぐ。
FCAとPSAは2019年12月に経営統合で合意した。自動車メーカーでは、電気自動車(EV)など新技術の研究開発費用の負担が増大している。新会社は、統合による部品共通化などコスト削減を進め、開発投資を加速させる方針だ。
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