スキーリゾートで「ワーケーション」いかが…軽トラ改造しオフィスに
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新潟県妙高市などは、リゾート地に滞在しながら仕事をする「ワーケーション」の実用化に向け、荷台を仕事場に改造した軽トラックを貸し出す実証実験を12日に始める。

官民連携による政策立案組織「みょうこうミライ会議」で提案された企画。軽トラの荷台に取り外しが可能なオフィスを設置し、Wi―Fi(ワイファイ)や電源、机などを整えたことで、移動式オフィスとなった。スキーやスノーボード客の利用を見込んでおり、実験ではスキー場の寒さにオフィスが対応できるかや、スキー客以外の需要も調査する。
昨年12月25日には、実験に参加する企業と市の覚書調印式が開かれた。軽トラの改造や市への貸し出しを担うダイハツ工業(大阪府)の谷本敦彦コーポレート本部副本部長は「実証実験が新しい働き方の入り口になる」と話した。入村明市長は「コロナ禍で今までの仕事のありようが完璧に変わった。地域の持っている全てを出し切り、新たな時代の着実な一歩を踏みしめていきたい」と語った。
実証実験は3月31日までで、利用料金は6時間プランが税込み2420円、12時間プランが2635円、24時間プランが4070円。市内のレンタカー事業者を通じて予約する。