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ヤフーを運営するZホールディングス(HD)は、今年3月に予定している無料通信アプリ「LINE」との経営統合を機に、エンジニアなどのデジタル人材を大量採用する。グーグルなど「GAFA」と呼ばれる米巨大ITに対抗し、海外での事業展開の強化に備える。

ヤフーとLINEのデジタル人材を合算しても1万人に満たない。ZHDの川辺健太郎社長は読売新聞のインタビューで、「数は到底たりず、現在のケタでは済まない」と述べた。
外部人材も積極的に活用する。昨年、他社で正社員やフリーランスとして働く人材に、ヤフーで副業として働いてもらう取り組みを開始したところ、4500人以上の応募があり、既に100人以上が業務に就いているという。
LINEとの経営統合後の戦略については、3月中にも改めて公表する。金融とITを融合させたフィンテックや電子商取引などを中心に相乗効果を発揮させ、LINEの利用者が多い東南アジアでのサービス拡大も視野に入れる。川辺氏は「両社のサービスを連携させ、利用者がどちらも便利に使えるように必ずする」と語った。