銀座最大級の「GINZA SIX」、高級生活雑貨や食品を強化…開業以来初の大規模入れ替え
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東京・銀座で最大級の複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」は26日、開業以来初めての大規模なテナントの入れ替えを行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で商業施設が苦戦を強いられる中、高級な生活雑貨や食品などを強化する。

2017年4月にオープンしたギンザシックスは、大丸松坂屋百貨店と住友商事などが出資する会社が運営し、海外高級ブランドなど約240のテナントが入居していた。
昨年12月以降、化粧品や衣料品、レストランなど、1割にあたる20店強が閉店しており、今後もさらに約20店が閉店を予定しているという。担当者は、契約満了によるもので、新型コロナの影響ではないと説明している。
今後4月にかけて順次、約40店が入れ替わりオープンする。新しいテナントは、伊高級ブランド「グッチ」の時計や宝飾品売り場を始め、日本初出店となる海外ブランドや高級食品店などを充実させた。
銀座の百貨店や商業施設は「最盛期には売り上げの3~4割が訪日客による消費だった」(関係者)と言われる。ギンザシックスは、訪日客の売り上げが当面見込めない中、テナント刷新で国内の富裕層にアピールする。