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繁華街の店「3分の2なくなるかも」…深夜の飲食店、昨年の廃業5倍

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金曜の夜でも人影の見えない流川地区(5日、広島市中区で)
金曜の夜でも人影の見えない流川地区(5日、広島市中区で)

 中四国最大の繁華街、流川・薬研堀地区がある広島市中区で、2020年に廃業を届け出たバーや居酒屋など「深夜酒類提供飲食店」の店数が、234店と前年の5倍近くに跳ね上がったことが、広島県警の調べでわかった。新型コロナウイルスの感染拡大で受けた打撃が要因とみられる。広島市内では、県による飲食店への営業時間短縮などの要請が21日まで続いており、さらに影響が広がる懸念もある。(木村ひとみ)

 午前0時以降に酒類を主に提供する「深夜酒類提供飲食店」は、風俗営業法に基づき、警察に開業、廃業を届け出る必要がある。

 県警生活安全総務課によると、中区を管轄する中央署管内で、19年は50件だった廃業届が急増。全体の店舗数も101店減って2570店となった。キャバクラなどの「社交飲食店」の廃業も前年比6割増の148店だった。

 昨年4月には県内でも緊急事態宣言が発令されるなど、コロナ禍で飲食業界も痛手を被っていた。国の飲食店支援策「Go To イート」などで客足が戻りつつあった時に、感染が再拡大。県は同12月から、中区など同市中心部の酒類を提供する飲食店に時短営業などを要請した。

 県は対象の拡大や、2度の期間延長も実施。21日までは、同市全域の酒類を提供する飲食店に対し、営業が午後9時、酒類の提供も午後8時までとすることを求めている。

 対策の効果もあって感染者数は減少してきたが、飲食業界の受けるダメージは深まる一方だ。流川地区で居酒屋のチラシを配っていた30歳代の男性店員は「店の売り上げは半分以下。『流川の店は3分の2がなくなるかも』という人もいる」と不安げに話す。

 居酒屋やバーの廃業は、地区内にある生花店や酒販店の経営にも大きな影響を及ぼしている。生花店「森川花園」の店員の国本泰治さん(36)は「今は売り上げが半減している。昨春の持続化給付金のような支援があればありがたいのだが……」と嘆いた。

 広島市内に約400店の加盟店を持つ県社交飲食生活衛生同業組合の担当者は「時短要請が解除されたとしても、すぐに客足が戻るかは不透明だ。廃業店舗がこれ以上増えないよう、有利な融資制度を紹介するなど、できるだけ支援したい」と話している。

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1837801 0 経済 2021/02/12 13:09:00 2021/02/12 13:49:32 2021/02/12 13:49:32 金曜の夜でも人影がまばらな流川周辺(広島市中区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210212-OYT1I50022-T.jpg?type=thumbnail

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