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スキー場「積雪に恵まれたのに」…緊急事態でPRしづらく

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 ハイシーズンを迎えた各地のスキー場が、新型コロナウイルスの感染拡大に頭を悩ませている。今季は雪に恵まれたエリアが多いにもかかわらず、客足が落ち込んだり、営業を休止したりするスキー場があるほか、緊急事態宣言の再発令で、コンディションの良さを積極的にPRしづらいとの事情も。各スキー場は、感染防止に気を配りつつ、スキー客らを迎える。(小川哲雄)

スキーの板をアルコール消毒するスタッフ(4日、五ヶ瀬ハイランドスキー場で)
スキーの板をアルコール消毒するスタッフ(4日、五ヶ瀬ハイランドスキー場で)

 国内最南端に位置する宮崎県五ヶ瀬町の「五ヶ瀬ハイランドスキー場」は昨年12月25日、今シーズンの営業を始めた。運営する第3セクター「五ヶ瀬ハイランド」によると、暖冬だった昨季は雪不足で全長1000メートルのコースをすべて開放できたのは2月の6日間だけだった。

マスクを着けてスノーボードを楽しむ来場者ら(4日、五ヶ瀬ハイランドスキー場で)
マスクを着けてスノーボードを楽しむ来場者ら(4日、五ヶ瀬ハイランドスキー場で)

 しかし、今季は冷え込む日が続き、1月9日から2週間、1000メートルすべてを開放でき、パウダースノーも積もった。現在は500メートル区間で営業している。

 ただ、同スキー場の来場者は7日現在、1万368人にとどまる。暖冬の影響で1990年の開業以来、来客が最も少なかった昨季(2万1442人)を約5%下回るペースという。

 同スキー場は、宮崎、熊本両県からの客が全体の8割を占める。レンタルのスキー板やスノーボードが返却されるたび入念に消毒しているが、宮崎県が1月7日、独自の緊急事態宣言を発令したこともあり、1月には約20団体(1400人)の予約がキャンセルされた。

 今季の営業は3月7日まで。支配人の矢野宏さん(58)は「当初目指していた3万人台の回復は厳しいが、しっかりゲレンデを保ち、来客につなげたい」と語る。

 大分県九重町の九重森林公園スキー場は積雪に恵まれ、来場者は順調に推移している。入場の際にサーモカメラで体温をチェックし、ウェアやブーツなどのレンタル用品は利用ごとに消毒を徹底。雪が少なかった昨季の利用は約7万人にとどまったが、今季は8万~9万人を目指す。

 ただ、緊急事態宣言が発令されている福岡県からの利用客も多く、担当者は「感染防止対策をしっかり取っているので、ぜひ来てほしいが、積極的にPRするのは難しい」と明かす。

 一般財団法人「日本鋼索交通協会」(東京)によると、昨年1月現在、全国でリフトなどを設置したスキー場は467か所で、ピークだった1999年(698か所)に比べ3分の2に減った。同会の担当者は「こうした傾向が加速しないか心配だ」と語る。

 大会にも影響が出ている。18日から秋田県で予定されていた国民体育大会のスキー競技は中止となった。宮崎県からは6人が出場を予定していたという。同県スキー連盟の真鍋義朗競技部長(50)は「選手は踏ん切りがつかないかもしれないが、来季に向けて練習を始めたい」と話した。

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1844947 0 経済 2021/02/16 08:02:00 2021/02/16 17:45:36 2021/02/16 17:45:36 スキー板をアルコール消毒するスタッフ https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210215-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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