かっぱ橋、遊び心の「自粛営業中」提灯も寂しく…ため息こぼれる調理用具の街
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新型コロナウイルスの感染拡大で、調理用具の専門店が並ぶ「かっぱ橋道具街」(東京都台東区)が苦境に直面している。感染の拡大で、売り上げを支えてきた飲食店関係者や訪日客が激減した。コロナ禍は歴史ある東京の街並みにも変化を迫っている。
屋上に飾った巨大なコック像で有名な「ニイミ洋食器店」。
感染が拡大した昨春以降、客は大幅に減った。新実孝社長(58)は「道具街では閉店するところも出始めた。規模が小さい店は一層厳しいはずだ」と話す。

「かっぱ橋装飾」は、居酒屋や中華料理店が掲げる赤
「東京美研」は、丼物やすし、ケーキなど本物そっくりの食品サンプルが話題となり、以前はおみやげに求める訪日客でにぎわっていた。真島一平店長(42)は「飲食店だけでなく、関連する店もつらい」と話す。