今までなかった「ジャパニーズウイスキー」の定義、業界団体が初めて作成
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日本洋酒酒造組合は、「ジャパニーズウイスキー」と表示できる国産ウイスキーの基準を初めて作成した。水は日本国内で採取したものに限り、蒸留など一連の作業工程を国内で行うことを求めた。国産ウイスキーは海外で人気が高まっており、ブランド価値の維持・向上につなげたい考えだ。
英国の「スコッチウイスキー」などの定義を参考にした。これまで明確な定義がなく、海外で製造した原酒を国内で瓶詰めしただけの製品が「ジャパニーズウイスキー」として流通する例もあった。罰則の規定はないが、組合の自主基準として4月から適用する。
基準では、700リットル以下の木製樽(たる)に詰め、詰めた日の翌日から3年以上、国内で貯蔵することなども定めた。大手各社が製造する代表的なウイスキーは対象となる。
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