富士山を一望できるロープウェイ、40年ぶりに新型ゴンドラ登場
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身延山久遠寺(山梨県身延町)のある山麓と山頂を結ぶ「身延山ロープウェイ」で、40年ぶりに新型のゴンドラ2基が導入された。23日の運行開始を前に22日、安全祈願の法要と関係者へのお披露目が行われた。

関東一の高低差763メートルを約7分で結ぶ。日蓮宗の開祖・日蓮聖人の生誕800年を記念して導入された。大型の窓ガラスで視界は広く取られ、富士山などの山々を一望できる。
日蓮聖人の言葉から「知恩」号と「報恩」号と名付けられ、和風のデザインが特徴。知恩号は魔除けの意味を持つ朱色に塗られ、天井には久遠寺の天井画の墨龍が描かれた。報恩号は神秘を意味する藍色で、天井には七面山敬慎院の天井模様があしらわれている。
久遠寺の浜島典彦副総務は「昨年からコロナ禍にあるが、新しい知恩号と報恩号の名にあやかり繁栄してほしい」と語った。
運行状況は同ロープウェイのホームページ(http://www.minobusanropeway.co.jp/)で確認できる。問い合わせは0556・62・1081へ。