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【独自】世界遺産・仁徳陵を気球で一望、遊覧事業が8月にもスタート

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 世界遺産「百舌鳥もず・古市古墳群」の仁徳天皇陵古墳(全長486メートル、堺市)近くで堺市が計画する気球の遊覧事業が、8月にも始まる見通しとなった。事業に対する住民の懸念などで、当初予定より1年半ほど遅れることになるが、コロナ禍で来訪者が減る中、市は「一層の魅力発信になれば」と期待している。

堺市が計画する気球の遊覧事業のイメージ図=市提供
堺市が計画する気球の遊覧事業のイメージ図=市提供

 仁徳陵古墳は東京ディズニーシーとほぼ同じ広さで、地上からは全体像が分からず、見せ方が長年の課題だった。気球による遊覧事業は高度約120メートルまで揚げ、ゴンドラ(20~30人乗り)から見下ろすことを想定。ヘリや軽飛行機に比べて安価で騒音も少なく、市が運営事業者を募ったところ、複数社が参画の意向を表明した。

 各社が提出した事業計画について安全対策などを評価し、3月中に1社を選定する。専用の気球製造や試運転などの準備期間を経て8月下旬にも開始予定だ。

 古墳群の世界遺産登録が決まった2019年、市は仁徳陵西側の市有地から気球を揚げる計画を打ち出したが、地元住民から「落ちたら危険」など不安の声が相次いだ。そこで、近くに住宅がない仁徳陵前の大仙公園の一角を活用する方針に切り替えることになり、開始時期が大幅に遅れた。

 当初10年程度としていた事業の実施期間も、1年の試行を経て最終決定する。

 登録に向け、市側に助言してきた専門家会議「百舌鳥・古市古墳群世界遺産学術委員会」の委員から、周辺の景観への影響を懸念する声が多く出たためだ。

 市は今後、住民へのアンケートや委員による試乗などを通じて影響を調べる。学術委が「問題ない」と判断すれば、最長30年3月まで事業を継続するが、問題があれば、古墳近くでの遊覧は中止するという。

 参画意向を示す東京都内の業者は「魅力的な事業。1年で終わる事態にならないことを祈る」と話す。

 市によると、19年度(土日祝日)に月9600人と、前年度の2倍近くに増えた仁徳陵来訪者は、20年度に月4000人と登録前を下回る。市幹部は「再び堺に目を向けてもらうきっかけになれば」と語る。

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1908274 0 経済 2021/03/13 17:27:00 2021/03/13 19:31:34 2021/03/13 19:31:34 堺市が計画する気球の遊覧事業のイメージ図=市提供 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210313-OYT1I50065-T.jpg?type=thumbnail

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