読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

【独自】日立製作所、月内にも日立金属売却へ…日立建機も検討・グループ再編加速

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 日立製作所は、上場子会社の日立金属を売却する方針を固めた。ITなどの主力分野に経営資源を集中させる狙いがある。すでに日立化成(現昭和電工マテリアルズ)を売却したほか、日立建機についても売却を検討しており、グループ内の再編を一段と進める。

 日立金属は、かつて日立化成や日立電線(現日立金属)と並んで「御三家」と呼ばれ、日立グループを代表する企業の一つだった。東京証券取引所1部に上場しており、日立製作所が約53%の株式を保有している。

 関係者によると、日立製作所は月内にも売却先を決め、日立金属の全株式を手放す方針。現在、〈1〉米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と官民ファンドの産業革新投資機構の連合〈2〉米投資ファンドのベインキャピタルと投資ファンドの日本産業パートナーズの連合――の2陣営が最終候補になっているという。

 日立製作所が有力子会社を売却するのは、ITを活用した企業向けサービスなどの主力分野に注力するためだ。「選択と集中」を進める過程で、素材メーカーの日立金属とは相乗効果を生み出しにくいと判断したとみられる。

 かつて日立製作所は分社化と子会社の株式上場によってグループを拡大させてきた。だが、収益の向上にはつながらず、リーマン・ショック後の2009年3月期連結決算では最終利益が7873億円の赤字になった。

 その後はグループの再編にかじを切り、20社ほどあった上場子会社は現在、日立金属と日立建機の2社のみ。油圧ショベルや鉱山向け建機を手がける日立建機についても、日立製作所は保有株の多くを売却することを検討している。

 一方で、日立製作所は成長が見込める分野でM&A(合併・買収)を積極的に進めている。20年には日立ハイテクを完全子会社化した。産業用電機大手ABB(スイス)からは、送配電会社(現日立ABBパワーグリッド)の株式の約80%を約7400億円で取得した。

 ◆日立金属=日立製作所の鉄鋼部門が1956年に分離独立して設立された。自動車や家電などに使われる特殊鋼や磁石などを製造しており、2013年に同じ日立子会社の日立電線と合併した。20年3月期連結決算の売上高は8814億円。子会社を含む連結従業員数は約3万人(20年3月末時点)。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
1937737 0 経済 2021/03/26 05:00:00 2021/03/26 09:34:18 2021/03/26 09:34:18

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)