【独自】三菱重工、国内最大級ドックなど造船施設売却へ…中韓勢との競争で採算悪化

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 三菱重工業が、長崎造船所の香焼こうやぎ工場(長崎市)で国内最大級の建造ドックなど主要施設を、造船大手の大島造船所(長崎県西海市)に売却することで合意したことが分かった。月内にも発表する。中国勢や韓国勢との競争で採算が悪化しており、生産能力の縮小でコスト削減を図る。

 長さ990メートルの建造ドックや周辺の土地や建物などを、数十億円で売却するとみられる。大型客船などを修理する修繕ドックなどは、三菱重工が引き続き保有する。長崎市内に別にある「本工場」も維持する。

 三菱重工にとって造船は「祖業」で、香焼工場は1972年に建設された国内最大級の造船所。液化天然ガス(LNG)を運ぶ大型船などを建造してきた。今後は別の拠点で調査船や自衛隊の護衛艦などの建造事業を強化し、二酸化炭素の排出量が少ない船の開発にも力を注ぐ。

 一方、大島造船所は地元で生産拠点を拡充することで、鉄鉱石などを運ぶばら積み船の受注増につなげたい考えだ。

 両社は2019年12月、売買交渉を始めると発表していた。当初は3か月程度での合意を目指していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で協議が遅れていた。

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