SBI、150億円の特別損失計上…傘下のSBISL融資に問題の恐れ
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インターネット金融大手のSBIホールディングスは2日、2021年3月期決算で、最大約150億円の特別損失を計上すると発表した。傘下の金融仲介会社「SBIソーシャルレンディング(SL)」が業務執行者を務めるファンドの融資に問題があった恐れがあり、投資家に元本相当額を償還することが要因という。
SBISLはネットを通じて投資家から集めたお金を事業などに融資し、収益を投資家に還元している。関係者によると、ファンドを通じて融資を行った太陽光発電事業者が、資金を事業以外に使った恐れがある。
SBISLは「ファンドの一部について、その取得勧誘にあたり、結果的に金融商品取引法違反に該当する行為があった可能性が高い」としている。第三者委員会から4月中をめどに調査結果を受け取り、償還の手続きに入るという。
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