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【独自】「飛び恥」なくす…航空新燃料SAFを羽田と成田で備蓄へ

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 政府は二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できる航空機用燃料「SAF」を備蓄する方針を固めた。羽田(東京)と成田(千葉)の2空港を備蓄拠点とする方向で検討する。「脱炭素」の流れが世界で広がる中、欧州ではSAFの利用拡大に向けた動きが広がっており、日本も対応に乗り出す。

 国土交通省と航空会社、燃料を供給する事業者などが、2027年までに備蓄を始めることを目指して協議している。羽田、成田に加えて中部国際(愛知)、関西(大阪)の両空港での拠点整備も検討する。実際の備蓄は空港や航空会社、燃料事業者が担う。

 SAFは通常のジェット燃料に混ぜて使われる。空港内の通常燃料のタンクに混合して備蓄する方法を検討する。国交省によると、19年に羽田、成田空港で給油された通常燃料は約800万キロ・リットルで、この半分程度の量を備蓄できる体制を目指す。

 SAFの利用によるCO2削減効果は、種類や混合比率で異なる。例えば、SAFと通常燃料を半分ずつ混合すると、通常燃料だけで飛んだ場合に比べてCO2を45%削減できるケースもあるという。

 国交省によると、18年度の国内のCO2排出量のうち航空分野は1%弱で、自動車に比べて少ない。しかし、航空機で1キロ・メートル移動する際の排出量は乗客1人あたり96グラムで、バス(54グラム)や鉄道(18グラム)を上回る。

 世界ではCO2排出量の多い航空機の利用を避ける「フライト・シェイム(飛び恥)」という言葉が広がるなど、航空業界に厳しい目が向けられている。SAFを給油できなければ海外の航空会社が日本での離着陸を減らす懸念もある。政府は今後、SAFの混合比率などを巡る目標の策定も検討する。

 ◆SAF=Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空機用燃料)の略。使用済み食用油や一般ごみ、藻などを原料とする。通常のジェット燃料よりCO2排出量を削減できるが、製造量が少なく、割高なため、混合して利用されている。

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1977246 0 経済 2021/04/11 05:00:00 2021/04/11 12:46:37 2021/04/11 12:46:37 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210410-OYT1I50098-T.jpg?type=thumbnail

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