読売新聞オンライン

メニュー

ソフトバンクG 株高追い風…国内最高益 投資事業 安定課題

[読者会員限定]
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

SBGの決算を説明する孫会長兼社長(12日、東京都港区で)
SBGの決算を説明する孫会長兼社長(12日、東京都港区で)

 ソフトバンクグループ(SBG)の2021年3月期連結決算(国際会計基準)は、最終利益が5兆円に迫り、国内企業で最高となった。ただ、前期は約1兆円の赤字で、業績の浮き沈みが激しい。今後も安定して利益を生み出せるかが問われそうだ。

 12日に記者会見した孫正義会長兼社長は、「まだまだ。10兆円でも全然満足しない」と述べた。

 今回の最終利益は米巨大ITに匹敵する。世界首位のアップル(約6兆円)には及ばないものの、マイクロソフト(約4・8兆円)やグーグル親会社のアルファベット(約4・2兆円)を上回った。

 稼ぎ頭となったのは主力の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」(SVF)事業で、投資利益は約6・4兆円に上った。前期は約1・8兆円の赤字だった。

 もっとも、利益の大半は世界的な株高を追い風に、投資先の株価が上昇したことによる「含み益」だ。保有株を実際に売却して現金化した「実現益」は、このうち4000億円程度にとどまる。孫氏自身も好決算を、「たまたまが重なっただけ。これから先、相場次第で1兆、2兆円の利益や赤字は驚かない方がいい」と説明した。

 今後について、孫氏は引き続きAI(人工知能)関連の新興企業への投資を拡大し、株式上場を加速させる考えを示した。20年度は投資先の10社程度が上場し、今年度はさらに多くの上場があるという。具体的には、配車サービス大手で中国・滴滴出行ディディチューシンやシンガポール・グラブが想定される。ともに数兆円の価値を持つとされる。

 孫氏は、「新しいテクノロジーを使って産業を再定義する会社を継続して生み出す」と強調した。一方、22年3月期の業績予想については、未確定な要素が多いとして開示を見送った。

無断転載・複製を禁じます
2047696 1 経済 2021/05/13 05:00:00 2021/05/13 05:00:00 2021/05/13 05:00:00 SBGの決算を説明する孫会長兼社長(12日、東京都港区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210512-OYT1I50138-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)