メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
【ニューヨーク=小林泰明】米通信大手AT&Tは17日、傘下のメディア事業を、米メディア大手ディスカバリー社と統合すると発表した。AT&Tが、ニュース専門放送局CNNや映画大手ワーナー・ブラザースなどを抱える傘下の「ワーナーメディア」を切り離し、ディスカバリーと統合する新会社を設立する。
AT&T側は新会社の株式の71%、ディスカバリー側は29%を保有する。2022年半ばの手続き完了を目指す。ワーナーメディアは動画配信サービス「HBOマックス」を展開している。一方、ディスカバリーはケーブルテレビなどのドキュメンタリー番組で知られる。
発表では、「世界で最も愛され、人気があり、信頼されているブランドを一つに統合する」としたうえで、「新会社を世界有数の配信プラットフォーム(サービス基盤)にする」などとした。
動画配信サービス分野では、ネットフリックスやウォルト・ディズニーが会員数を拡大し、存在感を増している。新会社では動画配信サービスの番組への投資を増やし、これらの大手に対抗する。