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総務省は、携帯大手に限られていた電話番号の新規割り当てを、格安スマートフォン業者にも拡大する方向で検討を始めた。大手に対する格安業者の競争力を高め、携帯電話市場を活性化させる狙いがある。

武田総務相が19日、情報通信審議会に諮問し、年内の答申を求めた。
現状では、番号の割り当てを受けるには、基地局の無線免許を持つことが要件になる。自前の基地局を持たず、大手の通信回線を借りる格安業者は、新規割り当てを受けられない仕組みとなっている。
このため、格安大手によると、新規顧客を獲得した場合、大手側に料金を払って番号を借りる必要があるという。今後は、無線免許の取得を番号割り当ての要件から外す方向で議論を進める。
制度の見直しによって、新規に割り当てる番号の増加が見込まれることから、新たに「060」から始まる番号の導入も検討する。