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観光トロッコ列車「おろち号」終了、正式発表…存続求める声相次ぐ

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 JR西日本米子支社は3日、木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」について、車両の老朽化などを理由に、2023年度で運行を終了すると正式に発表した。おろち号が走る沿線自治体などからは存続を求める声が相次ぎ、利用客も運行継続を望んでいる。(竹内涼、林興希)

2023年度を最後に運行終了が決まった奥出雲おろち号=JR西日本提供
2023年度を最後に運行終了が決まった奥出雲おろち号=JR西日本提供

 この日、鳥取県米子市にある支社であった定例記者会見で、牧原弘支社長が運行終了を表明した。

 牧原支社長は終了理由を問われると、完成から約50年が経過している車両の老朽化を挙げ、「コロナ禍の影響で、運行終了の時期が早まったということはない」と説明。「長年愛していただき、感謝している。地域の活性化に一定の役割を果たせたのではないか」と述べた。

奥出雲おろち号の運行終了について説明する牧原支社長(鳥取県米子市で)
奥出雲おろち号の運行終了について説明する牧原支社長(鳥取県米子市で)

 JR西は、先月26日に県などに運行終了の意向を伝えたが、存続を求める声が上がっていることについて、牧原支社長は「(沿線自治体から)具体的な要望をまだ聞けていない。まずは各自治体との話し合いが必要だ」とした。

 一方、木次線全体への影響は、「利用状況が厳しいのは間違いないが、存続や廃止について決まっていることはない」と強調した。

 奥出雲おろち号は、1994年に横田町(現奥出雲町)から要請を受けて検討が始まり、98年に木次(雲南市)―備後落合(広島県庄原市)間で運行を開始した。観光シーズンの4~11月に走り、2008年度には約2万人が利用した。ただ近年は1万3000人程度で推移し、昨年度はコロナ禍で約5600人にまで落ち込んだ。

 運行終了の正式発表を受け、県は7日に丸山知事や沿線4市町で、運行を続けるよう要望することを決めた。おろち号を沿線の観光振興の柱と位置づけ、運行継続を求める方針という。

 木次線利活用推進協議会会長の石飛厚志・雲南市長は「後継車両の整備を含め、地域の合意を得た事業計画とするよう、話し合いをしたい」とコメントした。

 先月29日、おろち号に乗車していた高松市の男子大学生(22)はチケット予約後に、運行終了の方針を知り、「地域の人のためにも、後継の列車が新たに出来てほしい」と願っていた。

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2101027 0 経済 2021/06/04 14:15:00 2021/06/04 14:15:00 2021/06/04 14:15:00 2023年度に運行終了する奥出雲おろち号(JR西日本米子支社提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210604-OYT1I50055-T.jpg?type=thumbnail

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