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ペーパータオル、便利な新商品続々…トイレや台所手拭き・テーブル消毒に活用

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増産の動き

 好調な販売を受け、製紙各社は新商品を投入し、シェア(市場占有率)拡大を図る。日本製紙クレシアや王子ネピアは2~4月、利便性を高めた箱入りのペーパータオルを相次いで発売。既存製品より厚手にしてぬれても破れにくくしたり、1枚ずつ取り出しやすくしたりする工夫を凝らした。

 日本製紙クレシアは、不織布を使い、ぬれても破れにくくした高機能品の20年販売量が前年と比べて35%増えた。紙のように吸水力がある一方、布のように絞って繰り返し使えるのが特長だ。同社の広報担当者は「食器を拭いた後に洗ってテーブルも拭けるため、ごみ削減で環境に配慮し、節約にもつながる点が支持されている」と説明する。

 今後の増産に向けた動きも相次いでいる。大王製紙は約60億円を投じて愛媛県の三島工場の設備を増強し7月から本格稼働させる。同県の丸住製紙は9月までに加工設備を新設する。

二極化

 一方、テレワークの普及やイベント自粛などの影響で、オフィスで使う紙やチラシ、パンフレットの需要は減っている。印刷・情報用紙の20年国内生産量は前年比21・8%減となった。

 製紙各社の業績は二極化している。21年3月期は王子ホールディングスや日本製紙の最終利益が減益となったが、ペーパータオルなど家庭用紙の比率が高い大王製紙は増益だった。

 日本製紙連合会の野沢徹会長(日本製紙社長)は、ペーパータオルについて、「衛生意識が高まり、需要は堅調に推移する」と述べた。足元では伸びが鈍くなっているが、新様式は感染収束後も習慣として根付いていきそうだ。

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2104473 0 経済 2021/06/06 05:00:00 2021/06/06 08:53:53 2021/06/06 08:53:53 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210606-OYT1I50010-T.jpg?type=thumbnail

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